出ポタ記

日々思ったことの日記など

20181004

10月13日にライブがある。

だけども僕のバンド、HFSは8月の終わりから

一度も揃って会っていない。

その理由はいろいろあるんだけども、

一言で言うと「仲違いしてしまったから」だ。

だから多分僕らは当日まで会わない。

きっとブランク一カ月と対等な、

ひどいライブになると思う。

勿論その先のことは分からないし、

そもそもバンドが今後続いていくかも不明。

ただ僕の見立てでは、おそらくその日が

最後のライブになるんだろうと思う。

人間関係というのは難しいもので、

意識しないでも長年一緒にいると

力関係というものが成立してしまうものだ。

そしてそれは目には見えないが故に

大変厄介で、ある時突然そのバランスが

崩れてしまうことがある。

それも本当に些細なことが原因で。

物事は、何事も積み重ねた結果として

存在する。良いことも悪いことも。

同じものを共有して、

同じものを積み重ねてきたはずでも、

距離感が近すぎるとその微妙なズレに

気づけないのかもしれないね。

或いは、見て見ぬフリを

してしまうのかもしれない。

力が強い人、弱い人。どちらが

悪いというわけではない。

強い人がいるから弱い人がいるわけで、

逆に弱い人がいなければ強い人は

当然存在しない。

相関関係で結ばれている以上、それは

仕方のない問題だと思う。

ただ僕が悲しかったのは、僕らは元々

仲のいい飲み友達みたいな感じで、

バンドが終わってからもよく飲みに行ったり、

時にはカラオケに行ったりもした。

毎年年の瀬には忘年会をし、年が明ければ

新年会をした。プライベートでもすごく

仲のいいバンドだった。

そんな細やかな青春のアンコールみたいな

日々がもう今後ないかもしれない、

という事実だ。

時間は取り返せないし、

起きてしまった過去は

もはやどうしようもない。

それでも一緒にいたいなら、また新たに

関係を作りなおさなければならない。

でもその関係は、今まで目には見えない力が

働いていた頃の僕らとは違う。別物なのだ。

それが堪らなく悲しい。

僕らは音源を残していない。

正確には形として残したのは数枚で、

それもライブ会場で知り合いに

渡した数枚程度。

YouTubeには一応ライブ動画が

上がってはいるけれど、

目に見える形で僕らの存在を

証明し続けるものはない。ないのだ。

13日のライブ。

僕はいいライブにしたい、とは思わない。

申し訳ないけれど、残りの時間的に

もう不可能だと思う。

でもどうか、来てくれる人には

僕らが本当に”いいバンド”だった、という

事を感じてもらいたい。

この3人でバンドを組んでよかったと、

僕らは間違っていなかったのだと、

証明したい。

そんな思いでライブをします。

よろしくね。

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今日は天使の日らしい。

10/4(てん/し)ってことね。なるほど。