出ポタ記

日々思ったことの日記など

20181103

いわゆる「ガチガチのSF」が苦手です。

小説に限らず、アニメや漫画でも同じ。

第1に、まず深く感情移入ができない。

ロボットとか宇宙生物が出てくるともうダメ。

僕はロボットに乗って闘ったことも、宇宙生物と対峙したこともない。一度もない。多分この先もそんな経験をする事はないだろう。

そんなの感情移入しろ、という方が無理だ。

そういう自身の経験則に押し込んで、無意識下に苦手意識を大きくしているのはあるかもしれない。ハマったら面白いのかもしれない。

でも苦手なものは苦手だ。しょうがない。

第2に、設定の類いが多すぎる。

SF作品ではしばしば「時は20XX年」「◯◯連邦と××国の間に協定が云々…」「科学の粋を結集した△△というロボットが云々…」といった具合の前口上が導入されるが、まずその設定を理解しなきゃ作品を楽しめないよ、というのがダメ。明らかに読み手の敷居を高くしているように感じてしまう。

あまつさえ作品によっては、さも「これがセオリーなんですが?」くらいの高圧的な意思さえ感じる。

そこで読者を篩にかけてどうする。

「そういう複雑な世界観や設定こそがSFの醍醐味なんじゃん」と言われればそれまでなんだけどね。

SF好きな人はごめんなさい。もちろんこれは個人の見解です。

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ただいわゆるSFでも「SF(“すこし不思議”、ややこしくてごめんなさい)」は全然あり。むしろ好きです。

作品が日常に根付いている、あるいはその延長線上にある、という作品は読んでいて面白い。

こちらも感情移入しやすいし、作品によっては今僕が生きている世界の「If」をテーマにしていたりして、ヘタなSFよりずっとロマンがあると思うから。

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あとここまで長々と書いてきた流れをぶった切るようでアレなんですけど、

星新一は大好きです。文章が読みやすいし、短編だから設定や世界観もそんなに広がらない。敷居が低くて手に取りやすいのがよい。

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で、今日はなぜわざわざSFについてここまで書いているかというと、僕が今ハマっているアニメがすごく面白いんです。

SSSS Gridmanって作品なんですけど。

巨大ヒーロー!宇宙怪獣!変形ロボット!といった感じで、おまえが冒頭で批判していたSFど直球とちゃうんか!!耄碌してんのか!?

という感じなんですよ。

自分で書いてて。で、自分でもなぜハマれたのか?というのをいろいろ考えてみたんですけど、

「このアニメは女の子たちがかわいいし、舞台は現代なのでセーフ」。

物差しガバガバか?