出ポタ記

日々思ったことの日記など

雑記15

引っ越して来てから4ヵ月経った。

ようやく慣れてきて、仕事も好調でよい感じです。

最近は家から10分ほど歩いた門前仲町に飲みに行くことが多い。この町が私は多分すごく好きなのだと思う。居酒屋が多いし、ちょっと歩いた場所にはブックオフがある。ドラッグストアやスーパーもある。

富岡八幡宮を中心に形成された町、寺の門の前の町、それが門前仲町である。

私が生まれてからついこの前まで、28年間にわたって住んでいた高幡不動も思えば似たような街だった。高幡不動という関東三大不動に数えられる由緒正しいお寺があり、その寺を囲むように生まれた街だ。どこか似ている。単に住みやすさの話だけではなく、街がもっている風土みたいなものが。

だから私はこの街が好きなのだろう。

 

同じような街は東京都内外問わずたくさんあるが、どの街も似たように感じるわけではない。

例に出すと、浅草はちょっと違うように感じる。あの街は生まれた経緯こそ似ているかもしれないが、まったく別物だった。観光地として発展しすぎているのかもしれない。常に街中に活気と忙しない空気とが同居していて、落ち着かなかった。何度行っても同じことを感じるから、おそらく慣れの問題でもないと思う。

好き嫌いでいえば東京のビル街よりはずっと好きだけど、やっぱり住みたいようには思わない。

 

門前仲町の好きなところはまだある。

江東区らしく街中の至るところに小さな川が流れていることだ。運河というやつである。

江東区は少々特殊な街で、内陸に輸送用の船を通すためわざわざ陸を掘って川を引いていた経緯がある。江戸時代〜明治時代の話だ。

その名残から、未だに街中のあちこちに運河と呼ばれる小さな川が、マス目状に通っている。どれも幅4〜5mといった小さな川ばかり。それでいて隅田川と繋がっている分そこそこの深さがあるらしく、たまに釣りをしている人もいる。それがなんとも風情があって、私はこの街が大好きなのである。季節の移り変わりをこの街で見届けたいまである。

次に引っ越すときは絶対にこの街に住もうと思う。