出ポタ記

日々思ったことの日記など

雑記17

‪中1の頃に出入りしていた浅川沿いにあるスポーツ公園。そこには、たまに現れる変なジジイ(いつも酒臭い)がいた。

今なら即通報案件だけど、一昔前…少なくとも15〜20年前はまだ地域の子どもに積極的に関わってくるよくわからんオッサンがいたものだ。

そんなよくわからんオッサンが、ある日いきなり俺に近づいてきて「パームの握り方を伝授してやる。」と言って握り方を教えてきたことがあった。

俺は野球経験はない。友達とキャッチボールしていただけのど素人である。そんなど素人にパームを教えてくるジジイ。明らかに変質者である。今なら通報待ったなしだ。

それも話しかけられた最初の1日だけでなく、週2日程度は現れて「その後どうだ」「肩に負担はないか」などとアフターケアも万全であった。プロか?カンペキな指導じゃん。ただ一つ、俺が野球をやっていないという点だけ除いて。

 

それが嫌で、2ヵ月ぐらいしてそこへは遊びに行かなくなった。当然ジジイも追いかけてくることなく、それからは全く会うこともなかった。

 

ただ、お陰でアレから15年経った今も、俺は未だにパームの握り方だけ覚えている。フォークやスライダーではなく、パーム。もちろん日常生活じゃ使いどころ全くないけど。‬

 

‪小汚いジジイ、どうもありがとうね‬。

ホームレスみたいなナリして、教え方はめちゃくちゃ上手かったぜ。

アンタ何者だったんだ?