出ポタ記

日々思ったことの日記など

雑記124

自分が大学へ入ったぐらいの2012年頃。

約10年前。まだサブスクの類いはなく、ギリギリ転売も横行していなかったので、ブックオフの500円コーナーなどは本当に掘れば掘るだけ新しい世界が拡がるような、宝の山だったように記憶している。
それからたった数年、サブスクのサービスが広まり殆どの音楽は端末ひとつで聴ける時代へと変わった。

いい時代だ。最高の時代だろう。

もう自らの勘や感性でCDの山を掻き分ける必要はなくなったのだから。
何が正しいか、という話ではない。

転売は悪だという気もさらさらない。

ただもう、これから触れる音楽の全てがあの頃覚えた「一期一会の感動」には到底届かない、という事実がひたすらに痛く悲しい。