20181222
今日はグリッドマン最終回らしい。
終わってしまうのは悲しいけど、少し楽しみ。
起きたら見るからTwitterでミュートワードに
設定して寝る。
————————
年末なので部屋を掃除していたら
昔買った小説が山のように出てきた。
どの本も高校から大学時代に買い漁ったものばかりで、思い出深い本ばかりだった。
その中でも特に懐かしいなぁ、と思ったのは
よしもとばななの『キッチン』。
僕にとってはこの作品は表題作よりも、
一緒に収録されている「ムーンライトシャドウ」という作品が印象深い。
手元にあるこの小説自体、昔好きだった女の子に誕生日プレゼントに貰ったものだ。
彼女もこの「ムーンライトシャドウ」が好きだといっていた。今はもう連絡を取らなくなってしまったけど、どこかで元気にやっていてほしい。
✴︎
「ムーンライトシャドウ」は喪失をテーマにした短篇小説だ。最愛の人を亡くした主人公が
その悲しみから逃れるため、毎朝川沿いの道をジョギングするようになる。ある朝いつもの
ジョギングコースの橋で1人の女性と出会う。
彼女は数百年に一度、この橋で見られる「ムーンライトシャドウ」という現象を見るためにこの街に来たという。現世とあの世の扉が
一瞬だけ繋がる現象、ムーンライトシャドウ。
もし見る事ができたなら、最愛の人にもう一度だけ会えるのだと、彼女は言う…。
✴︎
SFなんだけど、日常に根付いている作品で
当時の僕にはとても衝撃的だった。
そういう意味では自分のSF(すこしふしぎ)
好きの原点に当たる作品なのかもしれない。
またこの作品のタイトルは
マイクオールドフィールドの同名曲から
取られたらしい。こちらもメロディーが
美しい作品で、僕の大好きな曲である。